紅皿のサポートブログ

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同時打鍵時のキーリピート処理

薙刀式にて「゛」「き」「や」(jwh) を同時打鍵すると、「ぎゃ」が出力されます。

そののち、例えば「き」(w)をいったんキーオフしたのちにキーオンしっ放しにすると、キーがオートリピートしますが、「き」だけが次々と出力されます。これは、同時打鍵のロジックにてオートリピートを考慮していなかったためです。

 

通常、文字キーはオンしたのちに必ずオフしますが、文字キーのオートリピート時にはオンの後にオフすることなく複数回オンします。このとき、同一の文字キーの2文字が同時打鍵しているモードと判定してキューに格納しますが、同一キーの同時打鍵パターンはないため、個々の文字キーに対応する文字が出力されるのです。

 

そこで、文字キーのキーリピートであることを積極的に判定して、その場合に他のキーが押されているならば、押されているキーに対応する出力を行うようにしました。これにより、同時打鍵時のキーリピートにて望ましい出力を得ることができます。